6月末決算(8月末申告)の事前打ち合わせをお客様としてきました。
お客様になっていただいてから初めての決算でもあるため、
社長の意向等も確認してきました。
その打ち合わせの中のこと・・・
「松本さん、うちの会社は節税のことは考えなくていいよ!
払うべき税金はチャント払うようにしてね。正々堂々とやる、これが私の考え方だから!」
う~ん、なるほど・・・
さすが、長きにわたって繁栄している会社の社長だ!
でも、これって言うのは簡単だけど、多くの社長は違う。
そこが人間!
弱いところがあるんです。
そう、いざ、利益が出てしまうと税金を払うのが惜しくなるものです。
例えば、1億円利益が出れば、法人税・法人住民税・法人事業税等で
約4千4百万円の納税が発生します。
預金通帳の残高が1億円あっても、納税してしまえば残高は5千6百万円になってしまいます。
節税もしたくなりますよね。
でも、ここから先が分かれ道です。
会社経営にとって、将来のためになる節税か、無意味な節税か?
どれが正解ということもないでしょうが、原理原則にしたがって、会社の継続的発展を第一に考えれば、おのずと正解がわかるはずです。
考え方がシッカリしている経営者の方とお話しすると、ホント勉強になりますし、楽しくなります。
ちなみに、私の考え方も参考までに・・・
会社の継続発展を第一に考えた上で、節税すべきはキチント節税し、払うべき税金はシッカリ払う!
もっとも、会社の成長段階によっても、とるべき方針が違ってきますが、目指すべき方向ではないでしょうか!
2009.7.30 小さな会社の応援団!
松本有史
浜松市の松本会計事務所
http://www.mkaikei.com
(会社の節税一覧)